startearsの山旅日誌

再び山歩きが出来るようになることを夢見て..

奥秩父 妙法ヶ岳(1,329m)~太陽寺 ●●★★△

妙法ヶ岳(1,332m)とは

妙法ヶ岳(1,332m)は、白岩山(1,921m)、雲取山(2,017m)のと合わせて三峰山と呼ばれており、頂上には三峰神社の奥宮が設置されています。

 

行程概要

期日 1977年1月2日(日)
日程 日帰り 行程  
メンバー 単独
地図 妙法ヶ岳(国土地理院)
交通費用 1,690円 宿泊費用  

参考資料(バス時間)

三峰口駅秩父湖(大輪経由) 太陽寺入口⇒三峰口駅

7:11⇒

8:49⇒

9:35⇒

13:58⇒

14:34⇒

14:59⇒

16:00⇒

17:00⇒

アクセス

●バス:

妙法ヶ岳(1,332m)MAP

妙法ヶ岳・大河原峠MAP

妙法ヶ岳MAP

 

妙法ヶ岳・太陽寺MAP

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山行記録

1977年1月2日(日)

天候

晴午後から曇り

コース&タイム

西武池袋駅(6:30)⇒(西武線急行、\430)⇒西武秩父駅(8:04)→お花畑駅(8:09, 8:26)⇒(秩父鉄道, \140)⇒三峰口駅(8:45, 8:50)⇒(西武観光バス、\150)⇒大輪(9:08)→大輪駅(9:18, 9:25)⇒(ロープウェイ、\300[\50])(9:35, 9:45)→、三峰神社(10:00, 10:10)→妙法が岳分岐(10:35)→妙法ヶ岳、三峰奥宮(11:10, 11:45)→鳥居分岐(12:00)→太陽寺(13:25, 13:35)→太陽寺入口(14:50, 14:59)⇒(西武観光バス、\100)⇒三峰口駅(15:10, 15:49)⇒(秩父鉄道、\140)⇒お花畑駅(16:13)→西武秩父駅(16:18, 16:24)⇒(西武線急行, \430)⇒池袋駅(18:05)

食事

  • 昼:持参

感想と反省

この山行での失敗は、ポリタン(水筒)に水を入れられなかったこと。無雪期なら、水はどこでも手に入るが、冬は水道が凍り付いて水が得られないことがあるので、自宅から水を入れておくようにしたい。

山行日誌

西武池袋駅6時30分発の西武線急行「奥武蔵1号」に乗る。「正丸トンネルを抜けると、そこは雪国であった。」と言わぬまでも、うっすらと雪をかぶっていた。川は、両岸を中心に凍り付いていた。
花畑駅から、秩父鉄道に乗り、三峰口へ向かう。武甲山ももう白くなりかけていた。山域は、奥武蔵から置く父bうへとうって変わり、峰もやや高くなってきている。三峰口駅から秩父湖行きのバスが連絡していた。20分ほどで、大輪バス停に着く。

大輪バス停から、三峰人社の鳥居をくぐり、広い道をロープウェイの大輪駅に向かう。雲取山へ縦走するパーティーが見える。ロープウェイに乗り、ゆっくりと登ると、左手にはらくだの背の形をした妙法が岳(1,332m)が見えてくる。山頂駅からの展望も素晴らしかった。秩父の町の家々が、日に照らされて光っている。武甲山も山の影から顔を出している。

さて、三峰神社に向かおう。広い参道を辿って行く。「本堂へ」の標識に従って上へ階段を登って行く。ここは、明治神宮と裏腹にやはり空いていた。おみくじを引くと「中吉」だった。周りには茶屋が営業していた。その中の道を進んでいく。右手には大きく雲取山が聳えている。さて、しばらくは凍った道を登っていく。やがて鳥居をくぐって行くと、雲取山への山道と別れて、妙法ヶ岳に向かう。林の中の道は気持ちの良い道だ。指導票も完備している。途ちゅうには、「雷のつめ跡」とか、「ブナは残っていた」などと木々の説明もある。やがて辺りが開けると、前に切り立った妙法が岳が見える。ここからやや、やせた尾根を進む。道は凍っているし、左右は傾斜が強いので、うっかり足を滑らせるとムムム...ってことになる。やがて、鳥居分岐を過ぎると、1か所の急な下りの階段がある。手すりにつかまりながらの気が引きしまる所だ。積雪量は、せいぜい1cmくらい。それでも表面は凍っている。

やせた尾根を進み、コンクリートの階段を登ると、そこが三峰神社奥宮のある妙法ヶ岳頂上(1,332m)だった。展望は、遠くには両神山の特異な峰と、真っ白な浅間山とおぼしき山が見える。ここで、水なしの昼食を取って、奥宮に参拝し、さっきの鳥居分岐まで戻る。「行きはよいよい、帰りは怖い」とはまさに言え、下りはなお滑りやすいので緊張する所だ。冷やっ!と足を滑らせることが数回あった。

鳥居分岐から太陽寺へ向かう。土砂崩れがあるそうだ。ここは、尾根の斜面につけられた道なので、雪も多い。3~5cmちょっとは積もっているのではなかろうか。登降はそれほどでもないが、急ぐとと怖い。土砂崩れの箇所もそれほど大したことはなく、なんなく通り抜けられた。途中に滝の真下を通り抜けるときに見たのだが、滝が凍って自然の造形美を作り上げていた。振り返ると岩肌を見せた妙法ヶ岳が見える。両神山も時々顔を出す。もう時間だなと思ったころ、霧藻ヶ峰からの道と合わさり、下に赤い屋根の太陽寺が見えた。
太陽寺は人ひとり見ない静かな寺だった。聞こえるのは、水の音と鳥の鳴き声だけだった。そこから五十二丁目と印された石の横を通り、大血側林道の広い道に出て、川に沿って歩いて行く。考えてみると、今日はまだ水を全然飲んでいなかった。谷はするどく切れ込んでいる。不動の滝を過ぎて、石灰採掘所を見て茶店で甘酒を一杯飲んだ。暖かい液体が、冷えた僕の体を癒してくれる。 ここからバスに乗って三峰口に行き、池袋6:05分に戻って無事帰宅した。

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景観

元旦の朝、初詣をかねて奥秩父三峰神社から、奥社のある妙法ヶ岳(1,329m)に向かった。低山向けの冬山装備(スパッツ持参)で、大輪から三峰まではロープウェイを利用。そこからは、東京都の最高地点である雲取山への登山道となる。

奥秩父 三峰周辺

秩父 三峰周辺

 ロープウェイ(現在はロープウェイが撤去され、西部観光バスが三峰山 まで運行されている)を使っているので、妙法ヶ岳へは1時間余りで登頂できるが、冬期でもあり、あまり登る人は多くはない。

妙法ヶ岳山頂(1,329m)
妙法ヶ岳山頂(1,329m)

冬は、空気が澄んでいて、晴れていると遠くの景色が展望できる。冬山は確か、これが最初だったかもしれない。左の写真は出発地点である三峰神社を振り返ったもの。右は三峰神社奥社のある妙法ヶ岳山頂。100円玉を奉納した。

妙法ヶ岳山頂からの両神山(左)と妙法ヶ岳
妙法ヶ岳山頂からの両神山(左)と妙法ヶ岳

妙法が岳山頂からは、日本百名山の一つである両神山1,723mが望める。地形的には、妙法が岳は雲取山の尾根上の前衛峰に当たる。

妙法ヶ岳山頂から和名倉山

妙法ヶ岳山頂から和名倉山

 

木々越からの両神山(左)と霜柱(右)
木々越からの両神山(左)と霜柱(右)

ここからは両神山が時々見えて気になる(。・ω・)ノ。岩から落ちたしずくが氷柱となっているのを見るのも、新鮮な感覚を覚えた。

冬は雪と氷の世界(左)、凍結した沢(右)
冬は雪と氷の世界(左)、凍結した沢(右)

氷瀑を見たのも、これが最初。

太陽寺への山道
太陽寺への山道(左)と太陽寺(右)

太陽寺

太陽寺

 

尼寺と聞いていたので、珍しさから寄ってみたが、そこでは雪の解ける音だけがひびきわたっていた。

太陽寺

宿坊、座禅、ヨガ体験などできるようだ。

 

関連サイト

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