startearsの山旅日誌

再び山歩きが出来るようになることを夢見て..

大菩薩嶺(2,057m)●●●★★

大菩薩嶺(2,057m)とは

大菩薩嶺(2,057m)は、神鈴峰、仙泉山とも呼ばれます。現在の三つ峠の由来としては、山頂付近にわき水があることから水峠と呼ばれ転化したという説、木無山、御巣鷹山、開運山の三つの尖峰(トッケ)があることから、ミツトッケと呼ばれて、転じた説があります。屏風岩と呼ばれるロッククライミングの練習場もあり、ロッククライマーにも人気があります。山頂からの展望は絶景で南アルプス八ヶ岳連峰、そして特に間近に見える富士山は絶景です。

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行程概要

期日 1976年10月31日(日)
日程 前夜発日帰り 行程 ?
メンバー 単独
地図 大菩薩嶺(国土地理院)
交通費用 1,990円(うち急行料金往復600円) 宿泊費用 ?

参考資料(バス時間)

下記は当時のMEMOです。こちらが現在の交通機関の情報となります。

      

アクセス

●バス:

MAP/ルート図

大菩薩嶺

大菩薩嶺

大菩薩嶺MAP

大菩薩嶺MAP

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山行記録

1976年10月31日(日)

天候

朝のうち霧のち晴れ

コース&タイム

新宿駅(22:30)⇒(中央線急行アルプス1号、¥570[¥300])⇒塩山駅(0:45, 1:30)→大菩薩峠登山口(3:50, 4:00)→上日川峠(5:55, 6:10)→大菩薩峠(7:10, 8:00)→大菩薩嶺(8:50, 8:55)→丸川峠(9:40, 10:10)→六本木(11:10, 11:20)→横手峠(11:40)→黒川鶏冠山(12:15, 12:30)→六本木(13:20)→柳沢峠(14:05, 14:20)→大菩薩峠登山口(16:10, 16:30)⇒(山梨交通バス、¥250)⇒塩山駅⇒(中央線急行、¥570[¥300])→新宿駅(19:15)

食事

  • 昼:持参

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山行日誌

新宿を夜、急行列車で出発する。塩山駅には真夜中着だ。まず、この山行のことを少し説明しておきたい。コース中の道はよく整備され歩きやすい。普通なら「前夜発」で少々強行軍ということで●●程度である。しかし、この評価は、あくまでも同工程同コースを同条件で実行した場合ということで●●●としている。要するに、往路の塩山~登山口間、 帰路の柳沢峠~登山口間をバスを利用した場合では●●程度の体力的要素でこと足りる工程となる。塩山発登山口行きのバスは朝5時までない。それにタクシーを一人で使うには、高校生には無理がある。残る手はpn footのみだ。ということで、登山口まで、真夜中の道路をてくてく歩くことにした。

駅から右手に少し行く。すると、右手に踏み切りがあるから、渡って反対に出て、そこから線路沿いにずっと歩いて行く。商店街を抜けて、だんだんと民家も少なくなってくる。遠く右前方には、大菩薩の山々が連なっている。所々に集落があるが、やたらさみしい。時々車が通ってほっとする。途中に下栗生野とかいうバス停がある。2時間も歩いたろうか。やがて左手に青梅街道が見える。そちら側に渡り、この街道を辿ると大菩薩峠登山口に出る。そこの茶屋で一休みして、上日川峠に向かう。

落ち葉で埋まった道を、ヘッドライトの光を頼りに歩く。途中には、展望台があり、塩山の町の夜景が美しい。道はよく、やがて新道に行きあたる。新道を右に辿り、少し行くと指導票があり、それに従って再び右の山道に入る。10分ほど行くと、また大菩薩峠旧道と上日川峠の分岐に出る。上日川峠には、右の道を行き、約10分ほどで着いた。朝になったが、少々ガスっている。山小屋の前の道を行くと、福ちゃん荘前に出る。そのまま真っすぐに進むと、いくつか山小屋を見る。周りは静かな樹林だ。やがて道は左に折れ、上部には介山荘がある。ここが大菩薩峠だ。幸いにガスは消え、遠くには笠雲をかぶった富士山が見えた。それにしても、風が強い。冷っとする。
大菩薩嶺に向かう途中、旧大菩薩峠がある。親不知の頭を乗り越え、やがて雷岩が出てくる。ここから大菩薩嶺頂上までは約5分。林の中で展望はない。北西に向かう道を辿って丸川峠へと向かう。時々登山者と声を交わす。丸川峠は、草原の中にあって、ひょっこり小屋が建っている。中のおばさんに道を聞いて、六本木へと向かう。思ったよりも良い道である。登降も少ない。六本木には意外と早く着いた。

黒川鶏冠山へは、右の道を行く。一度、横手峠へと下って、再び登り返す。50分程で東の肩に着く。頂上へは、西に向かうと、三角状の石の山がある。黒川鶏冠山の頂上からは、北東に雲取山、南ん委は大きく大菩薩嶺が盛り上がっている。展望は、2nπだ。六本木の登り返しは、ふらつきながら登った。帰りは、柳沢峠に降りる。ゆるやかな下り坂を下って行くと、思いがけなく青梅街道に出た。バスは一日2往復しかなく、時間がありすぎた。ここは風が強く、疲れ切った身体を登山口へと向かわせる。僕を見て笑う馬鹿なドライバーもいたし、乗せてやると言ってくれた気の良いドライバーもいたが、磁力で登山口まで戻った。そこからの帰りは、文明の利器を使って塩山駅へ。塩山駅からは、急行列車のごみ箱の上に座って、眠りに着いてしまった。

 

景観

「歴史と文学を残す大菩薩峠は、今では若人の山となっている。一方、黒川鶏冠山は、その静けさと展望で捨て難い。」

上日川峠から福ちゃん荘への道

上日川峠から福ちゃん荘への道

大菩薩嶺(2,057m)

大菩薩嶺(2,057m)

大菩薩峠への登山口である裂石から、日の出前の夜道を懐中電灯を頼りに峠道をたどってゆく。寒さもあり、途中で何回か足がつりそうになったが、痙攣する足の筋肉を時にはもみほぐしたり、アキレス腱を延ばしたりして、ごまかしながらゆっくりと進んだ。大菩薩峠の手前ですっかりよが明けると、そこからは明るいかや野原の尾根道が待っていた。

大菩薩峠から介山荘(左)、尾根上から富士山を望む(右)

大菩薩峠

大菩薩嶺(2,057m)付近は、西に展望が開け、富士、南アルプスが望まれる。道は良く踏まれ、歩きやすい。

大菩薩峠付近
大菩薩峠付近
大菩薩峠付近
丸川峠~六本木
六本木
丸川峠(左)~六本木(右)

丸川峠は、辺り一帯草原となっている。
六本木~都会の六本木とは違い、静かな所だ。

黒川鶏冠山へ
黒川鶏冠山
黒川鶏冠山へ

黒川鶏冠山から大菩薩嶺を望んで

黒川鶏冠山から大菩薩嶺を望んで

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