startearsの山旅日誌

再び山歩きが出来るようになることを夢見て..

谷川連峰 朝日岳(1,963m)~白毛門(1,720m)縦走 ●●●★★★△=

朝日岳(1,963m)とは

朝日岳(1,963m)は、谷川連峰の東側に位置し、日本三百名山にも名を連ねています。朝日岳白毛門(1,720m)の稜線からの谷川岳、一ノ倉岳東面の岩壁が一望できる展望コースだが、登山者は少なく、長丁場なコースで健脚者向きとなっています。

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行程概要

期日 1977年6月18日(土)~1977年6月19日(日)
日程 午後発1泊2日 行程
メンバー ワンダーフォーゲル部員18名
地図 国土地理院
交通費用 3,052円(学生団割適用) 宿泊費用  

参考資料(バス時間)

 

朝日岳~白毛門

朝日岳白毛

 

朝日岳~白毛門MAP

朝日岳白毛門MAP(国土地理院

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山行日誌

第1日:1977年5月29日(土)

天候

雨時々曇り

コース&タイム

赤羽駅(13:28)⇒(上越線、急行佐渡2号、¥1,300[¥500])⇒水上駅(16:14、16:30)⇒(タクシー、¥3,210)⇒宝川温泉(17:00、17:20)→板幽沢出会(18:10)(キャンプ)

食事

  • 昼:各自持参
  • 夕:カレーライス、福神漬、ミカンの缶詰

 

日誌

学校から赤羽駅へ。電車は混んでいて座れず、途中じこのため20分ほど遅れて水上駅に着く。タクシーに乗り、宝川温泉に向かった。藤原ダムを通って、やがて宝川温泉が見えてくる。
ここから、林道を飛ばして歩く。お金に余裕がある時は、タクシーでこの先の宝川林業支援地観測所まで入った方が良い。故滝をかけた宝川に沿って1時間弱歩くと板幽沢出会いに着いた。丸太を組み立てた小屋のようなものも建っている。板幽沢は、滝のようになって流れている。降雨のせいか、水はあまりうまくなかった。

第2日:1977年5月30日(日)

天候

雨、一時晴れ間・ガス

コース&タイム

板幽沢出会(4:45)→林道終点(5:10、5:25)→宝川徒渉点(6:25, 6:37)→大石沢出合(8:10)→朝日岳(10:30、11:40)→笠ヶ岳(13:00, 13:12)→白毛門(14:10, 14:20)→土合駅(17:18)⇒(上越線)⇒水上駅(17:29, 18:04)⇒(上越線、急行ゆけむり6号、¥1,300[500])→赤羽駅(20:19)

 

食事

  • 朝:ご飯、みそ汁(ワカメ、ネギ)、漬物、ふりかけ
  • 昼:パン(食パン、葡萄パン)、ジャム(ピーナッツ、イチゴ、ママレード、チョコレート)チーズ、ハム、粉末ジュース<//li>
  • 夜:駅弁、茶

 

日誌

翌日、さらに林道を上部に歩く。やがて林道終点になり、そこには小屋が建っていた。天気は思わしくなく、小雨が時々降ってくる。道は、小屋の裏に続く。細々とした道だ。宝川を下に見て、所々、道が崩れかけているところなどは、慎重に通過する。やがて下ると、宝川徒渉点だ。2年前は、この川を徒渉しなければならなかったそうだが、今は丸太で川が渡れるようになっている。だが濡れているので滑りやすい。我々の中でも足を滑らせて川に落ちた者もいるのだから。
さて、河原を歩くと、道は左に登っている。ぬかるみも多く、時には足首まで潜ることもある。故沢をいくつか越し、小雪渓をトラバースすると、大石沢出合に着く。ここらへんは、各沢とも雪渓になっていて、尾根にとりつく道がわかりにくい。雪渓をトラバースすると、子尾根に小さなふみ跡がある。これを登って行くと、自然保護などと書かれた看板が左にある。道は一直線の登りで、相当堪える。また、笹や、小枝もうるさい。やがて、朝日岳山頂が見えると、左にトラバース気味になり、今度は雪渓を右にトラバースする。そしてわずかで朝日が原になる。池塘がいくつかあり、良いキャンプ場になっている。一登りで、朝日岳山頂に着いた。

朝日岳山頂からは、不幸にしてガスが立ち込め展望がまったく得られない。朝日岳を後にすると、尾根はやせて、いくつかのピークを越す。先輩の話によると、ピークは8つあるという。尾根が広くなってお花畑になると、目の前に半円形の山容を持った笠ヶ岳が見える。冷雨に散々やられているので、先を急ぐ。ここで白毛門への道は直角に折れるのだが、2年前、先輩が大倉尾根に入ってしまって、あやゆく遭難する所だったと言うので、磁石でルートを良く確かめた。再びぬかった道を白毛門へと向かう。白毛門山頂は、展望台となっているが、梅雨による悪天候のため、即、後にする。ここから道は急降下する。木の根や、ぬかるみ、所々にある露岩になやまされながら、ひたすら下るのみだ。大分下ったと思う頃、川の音が聞こえてくる。さらに下ると、はるか下に土合駅が見える。ひとえに歩くと、やがて広い道に出て、踏切を渡ると、土合駅に着いた。ここから水上駅に出て、急行列車に乗って赤羽駅に向かった。濡れた身体に列車内の冷房が堪えた。

 

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