startearsの山旅日誌

再び山歩きが出来るようになることを夢見て..

丹沢 新茅ノ沢~表尾根縦走 ●●★★★◇◇

新茅ノ沢とは

丹沢山系の沢の中で、沢登りの入門的な沢となっています。塔ノ岳へ突き上げる水無川の支流で、丹沢表尾根コース上にある烏尾山から派生しています。新茅ノ大棚(12m)をはじめとする、大小様々な滝が連続し、直登や高巻きなど、沢登りの基本的な技術の習得に適しています。しかし、上部はガレ場で落石の危険性が高く、巨岩を超えたら、早めに烏尾尾根に逃げるトレースを取る方が安全です。

 

 

行程概要

期日 1977年6月5日(日)
日程 日帰り 行程  
メンバー 2名(同行者H) 天候 朝のうち晴れのち曇り時々ガス
地図 国土地理院
交通費用 990円  宿泊費用  

参考資料(バス時間)

以下は、当時のメモです。現在のバスの時刻表は、アクセスの項目をご参照下さい。

ヤビツ峠⇒大秦野駅

10:00⇒

15:28⇒

17:35*

休日のみ

           

アクセス


新茅ノ沢・表尾根縦走MAP

新茅ノ沢~表尾根縦走MAP

新茅ノ沢~表尾根縦走MAP

新茅ノ沢ルート図

新茅ノ沢ルート図

MAP、ルート図上の「滝ノ沢」は間違えで、「流レの沢」が正しい。

新茅ノ沢~丹沢表尾根

新茅ノ沢~丹沢表尾根(↑国土地理院地図(↑クリックでサイトにリンク))

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山行日誌

コース&タイム

新宿駅(6:01)⇒(小田急・急行[\320])⇒渋沢駅(7:13, 7:15)⇒神奈中バス(¥90)⇒大倉(7:30、7:35)→新萱橋(8:45、8:50)→大棚(9:20, 9:35)→烏尾山(11:20, 12:20)→三ノ塔(12:40)→二ノ塔(12:50, 13:00)→富士見荘(13:35)→ヤビツ峠(13:50, 14:55)⇒バス(臨時)⇒大秦野(15:30, 15:42)⇒新宿(17:50)

食事

  • 昼:各自持参

日誌

初めての沢登りになる。何となく名前の良さでこの沢に魅かれて、ついに待ちに待った入谷だ。渋沢駅について、すぐバスの出発だ。大倉のバス停に着くと、水筒に水を補給してすぐバス停を後にする。少し行くと、右へ川に下る道があり、その道を下りる。

河原では、色とりどりのテントが張られている。木の橋で対岸に渡り、広い道を水無川に沿って行く。時々、車も通る。長い林道歩きで嫌になった頃、本谷近道の標識を見た。その道を辿ると、広い水無川の河原に出てしまう。徒渉を2回、白ペンキで岩に書かれたコースを辿ると、左岸に林道へ登り返す道があり、それを登った。子尾根を登り返して再び林道に出る。近道など行かないで、林道をそのまま行った方が時間的には早かっただろう。道は新茅荘の前を通り、モミソ沢の岩壁を見ると、すぐに新萱橋にテル。橋の手前から沢に降り、一休みして遡行を開始した。

狭いごるじゅにはF1 2mから始まり、これを左から超えて行く。F2 7mは、左から直登するF3 7mは、越智口へ少しへづって、左側から直登する。巻き道は右側にある。F4、F5は容易に超えて、やがてF6の新茅ノ大棚12mになる。見ると、一人のおじさんが右側から取り付いている。足をスリップさせたりして苦労しているようだった。我々は、左側から巻き、F7を超えると、F8のナメ滝4mだ。ツルツルで、取り付いたが手こずって、結局左側から巻くと、後から来た女の人がスイスイ登って行く。まあ、それはいいとして、F9を超えると、ゴーロとなり、歩きずらい。ガイドには福龍とあるが、水は流れている。F10を左から超えると、F11になり、中央付近から水しぶきを浴びて直登すると、F12。これも中央から超える。やがて、巨岩が立ちはだかり、中へもぐり込み気味で乗越す。巻き道が右に踏まれている。

ここからガレになり、落石の危険がある。という吾輩も、上部で落石をしてしまった。幸い石は途中で止まったが、一瞬血が引く思いをした。これは、できるだけ早く右の草付きから尾根に出た方が良い。我々は、相当上部に寄りすぎたようだ。烏尾尾根へ出て少し登って行くと、烏尾山頂上に出た。もはや塔ノ岳などに向かう気力はなくなり、ヤビツ峠へと向かう。この頃からガスが出てきた。年度の道に何度か足を取られながら、富士見荘に出て、ここから林道をヤビツ峠に向かう。ヤビツ峠では、うまいことにバスの臨時便を拾えて、どうにか無事に下山することができた。

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写真集

新茅ノ沢上部ガレ場

新茅ノ沢上部ガレ場

新茅ノ沢上部は、ガレ場で落石の危険が大きい。早めに右手の草付きから、烏尾山からの支稜に逃げた方が無難だ。

新茅ノ沢

新茅ノ沢

初めての沢登りで緊張したが、一般道とは違い、スリルもあって楽しかった。

烏尾山から三ノ塔
烏尾山から秦野盆地
烏尾山(1,137m)山頂から

烏尾山頂上に出た頃には、山にもやがかかってきた。

塔ノ岳(1,491m)

塔ノ岳(1,491m)

元気があれば往復しようかとも思っていたが、今回は初めての沢登りで結構緊張で疲れたので、おとなしくヤビツ峠への下山路を選択した。

関連サイト

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